1931

軽量大形ガソリン動車の登場 (江若鉄道キニ4〜6)

民間鉄道向け 、キニ4、キニ5、キニ6

記事番号K80

鉄道省のガソリン動車の開発とは別に、日本車輌及び川崎車両は、民間鉄道向けの軽量大形車体をもつ江若鉄道キニ4〜6を1931年 に設計製造した。これは、日本初の120人乗り18m級の車体に、ウォーケシャ社 (Waukesha Motor Co.)製の6RB(連続定格出力 107 PS/1,300 rpm)形機関を採用した大形ガソリンカーであった。この成功をうけ、日本車輌、川崎車輛、加藤車輛の製造した同系のガソリン動車が地方鉄道を中心に、蒸気機関車でけん引していた客車の置き換えとして広く普及した。
(資料 江若鉄道キニ9図面)

記事

注:川崎車両製キニ4、5 日車製キニ6

  • 江若鉄道キニ9図面
    写真提供 日本車輌製造(株)