1930

鉄道省初のガソリン動車 (キハニ5000)

鉄道省 キハニ5000

記事番号K60

国鉄(当時の鉄道省)で始めての機械式ガソリン動車。昭和5年2月1日に運転開始したもので、東海道線 大垣〜美濃赤坂間で使用された。
2軸3等車で荷物室付のガソリン動車。
試作機としての完成は昭和4年7月。(100年の国鉄車両、交友社)

生産技術

当時は未だ国産自動車用機関が得られなかったため、船舶用の機関を一部改修して使用した。
機関出力が、車体重量に対して不足気味であったため、十分な成果を得ずに12両が試作製造されたにとどまった。
 
機関出力 48PS
自重    15.5t
製造 汽車、日車、新潟
機関製作 池貝 

記事

JR北海道苗穂工場に1両静態保存されている。

  • 鉄道省キハニ5000写真
    写真提供 日本車輌製造(株)

  • 赤坂線で使用されていた頃のキハニ5000形式 昭和13年頃
    出所 「100年の国鉄車両」(交友社)