輸送量が比較的多い地方鉄道の中で、芸備鉄道は早くから内燃動車の導入に踏み切り、定員56人のボギー車及び片ボギー車各2両を1929年に日本車輌が製造した。
昭和4年の日本車両本社工場での製造中の内燃動車の写真から日本各地で急速に需要が出たことが伺える。
生産技術
片ボギー車は床下に吊り下げた機関を固定軸受側に動力を伝達した。
ガソリンエンジン: A型フォード(24PS/1300rpm)
連動機(クラッチ): フォード 乾燥摩擦式
変速機: フォード 爪クラッチ摺動選択式
1929
芸備鉄道 キハ1
記事番号K55