国鉄0系新幹線16次車に営業運転車両として初めて自動再生式除湿装置が採用された。(ナブコ70年史)
時代背景
圧縮空気を使用する弁類や機器の故障の70%は、直接及び間接的要因を含め何らかの形でドレンや湿気が起因している。
記事
空気圧縮機で圧縮された空気は、高温高圧で100%の飽和水蒸気となり、空気圧縮機の後段のアフタークーラーで冷やされてドレン弁にて排出されるが、空気通路の最終端では更に温度が下がり、ドレンが溜まり、錆や凍結が発生して故障の原因となる。そこでアフタークーラーの後段に水分を吸収する合成ぜオライト(商品名:モレキュラーシーブス)を置いてに圧縮空気を通し、て水分をゼオライトに吸着させ、乾燥空気を送り出す作る仕組みである。電動空気圧縮機装置が停止した時に乾燥空気の一部を合成ゼオライトに逆流通風させて水分を排出して合成ゼオライトを自動再生(再活性)する。(合成ゼオライトの吸着作用の利用)
この方式をPressure Swing Cycleという。
その後の新幹線、在来線及び公民鉄に標準装備として搭載された。
また、全構成部品のねじを新メートルねじに移行された。"