1953

1954(1953完成) 画期的 ABSコントロールによるABFM制御

営団丸の内線300形

記事番号B220

1954年1月20日に三菱電機製ABSコントロールのABFM(多段化ABF)が搭載された営団丸の内線300形が開業デビュー。ABSは、連動進段電空単位スイッチ制御で、WH社の新設計品として1947年ニューヨーク地下鉄R10 に導入された画期的な制御方式。(鉄道車両と技術No.142(08-3) p37)

生産技術

技術提携にて導入されたもの。制御電圧は32Vから36Vとし、またLOシステムによる電空併用ブレーキ制御機能を含め機器の設計や材料が一新したもので、当時の日本の技術者へ強いインパクトを与えた。

  • 営団丸ノ内線300形(茗荷谷駅)
    出所 「写真で見る電車の70年 日本の電車」(鉄道図書刊行会)