1984

VVVF車でT車優先遅れ込め制御付回生ブレーキ併用電気指令式ブレーキ装置を営業運転車両として初めて採

大阪市交通局20系

記事番号C480

VVVF車で初めてT車優先遅れ込め制御付回生ブレーキ併用電気指令式ブレーキ装置(空制補足は多段式中継弁とブレーキ演算装置・電空変換弁の空気演算によるアナログ補足)が大阪市交通局20系に採用された。(「わかりやすい電気指令式ブレーキ」((株)交友社))

記事

VVVF車は、滑走時の再粘着特性が優れていることより電気ブレーキ力を粘着限界まで取れることより、回生率がアップして、より省エネルギー化が図られた。
しかし、回生ブレーキが減少した場合、M車に補足空気ブレーキを作用させると粘着限界であるため滑走の危険性があるため、この時は、まずT車から補足空気ブレーキを作用させてT車の必要ブレーキ力になったらM車に補足空気ブレーキを作用させるT車優先遅れ込め制御が採用された。

  • 大阪市交通局20系
    出所 (社)日本鉄道車輌工業会

  • 遅れ込め制御付回生ブレーキ併用電気指令式(デジタル指令)ブレーキ装置ツナギ図
    出所 (社)日本鉄道車輌工業会


  • 出所 (社)日本鉄道車輌工業会