2002

新幹線で初めての一段ブレーキパターン制御 デジタルATC使用開始

JR東日本 東北新幹線 DS-ATC使用開始

記事番号S240

JR東日本の東北・上越新幹線で採用の新幹線ATCのデジタル電文化。基本的な構造はD-ATCと同じである。
DS-ATC (Digital communication & control for Shinkansen-ATC)
ブレーキパターンデータはあらかじめデータベースとして所持し、地上からの停止点情報を元に該当するパターンデータによって一段ブレーキ制御する方式を採用している。

生産技術

地上から伝送されるデジタル電文の不足情報を車上の路線データベースで補う方式

時代背景

新幹線の速度向上、列車密度向上

記事

JR東海の東海道新幹線用 ATC-NS および、JR九州の九州新幹線用 KS-ATC もデジタル式一段ブレーキ制御としている。DS-ATCと異なりブレーキパターンを車上で随時作成する方式を採用している。

  • ディジタルATC[DS-ATC]機器室(JR東日本)
    出所 「信号システムの進歩と発展」(日本鉄道電気技術協会)

  • 新幹線運転台
    出所 「信号システムの進歩と発展」(日本鉄道電気技術協会)

  • 新幹線運転台ATC信号
    出所 「信号システムの進歩と発展」(日本鉄道電気技術協会)