1989

ATS-SN使用開始、ATS-S 機能向上

JR各社 ATS-SN、ATS-ST,SW,SF,SS,SK

記事番号S220

絶対停止信号が追加されたATS-SN形(ATS-Sn形) が開発され使用開始した。
その後、ATS-Sの機能の向上が図られ、ATS−SN形の機能に車上2点間速度照査機能(*1補注参照)を追加した。速度照査用の地上子周波数は、既存のATS機能に支障しない周波数としJR各社の相互乗入に配慮されている。
 *1補注:地上側に設置された地上子2個1組の通過時間と車上側で有する標準時間と比較し、標準時間より短い時間で地上子2個を受信した場合、非常ブレーキとする

生産技術

ATS-ST,SW,SF,SS,SK
絶対停止信号に加え、車上タイマ方式の速度照査機能の追加
変周結果の判定処理のマイコン化が一部で行なわれる。

時代背景

「確認扱い」後、フリーになってしまうATS−S型の改良

記事

1990.12 ATS-ST JR東海 導入
1991.2 ATS-SW JR西日本 導入
1991.4 ATS-SF JR貨物 導入
1993.3 ATS-SS JR四国 導入
1994.4 ATS-SK JR九州 導入 
・ATS-Sからの改良型を総称してATS-Sx型と呼称

  • ATS-SW形-地上子
    出所 「日本信号のあゆみ」

  • ATS-SW送受信器(表)
    出所 「日本信号のあゆみ」

  • ATS-SW送受信器(裏)
    出所 「日本信号のあゆみ」

  • 公民鉄の新型ATSの概要
    出所 「信号システムの進歩と発展」(日本鉄道電気技術協会)