1970

世界で初めてATOによる実用運転開始

日本万国博覧会 モノレール(会場内輸送用)

記事番号S150

いわゆる「万博モノレール」と呼ばれるもので、1970年に大阪で開催された日本万国博覧会の会場に、将来の都市交通に使用する交通機関の試みとして、自動運転で運行するモノレールが建設され運転された。これが会場内輸送であるが、日本で初めての旅客輸送に用いられた実施例であり、世界初の実用化運転とされている。
1970年9月より約半年間無事故で運転でき、当時将来の交通機関として用いる自身が得られたものである。

生産技術

自動運転は、乗務員が発車ボタンおよびドア開閉操作を行い、ATC信号を受信して運行される。閉そくは、チェックイン・チェックアウト方式で、信号現示パターンは、単純な0または50km/hの2つ。0区間が短小閉そくの場合は、30km/h信号も発生。駅停止は、永久磁石による地上子2個で、車上パターンを発生させ、±35cm以内に停止・
夜間回送は、自動制御による無人運転が行なわれた。