停止機能を付加して、従来のS形車内警報装置からATS-S形が1964年に完成し、1966年4月国鉄全線区で使用開始された。(鉄道信号発達史 信号保安協会(1980.4))
生産技術
ATS-S形車上装置は、停止機能を有するシステムに、電源未投入防止回路や警報持続回路が付加され、保安装置としての機能の充実が図られている。(鉄道電化と電気鉄道のあゆみ(続編) 鉄道電化技術協会)
記事
ATS-S形は、1969年4月までに、約13,000両の車両と、地上子約43,300箇所(路線長約20,500km)に設備された。
車上設備された車両の両数13,006両(1970.5現在)の内訳:
蒸気機関車1887両、ディーゼル機関車1237両、電気機関車1735両、電車3488両、ディーゼル動車4659両