1927

日本で初めてのATSの使用開始 打子式ATS

東京地下鉄道(現 東京地下鉄 銀座線)

記事番号S020

打子式ATSが1927年に東京地下鉄道(現: 東京地下鉄銀座線)の開業時に採用された。実用的なATSとしては日本で最初に採用されたATSである。
・製品:ユニオン・スイッチ・アンド・シグナル(USS社、米国)製、設置:京三
・1931年京三製を設計・試作、1932年神田ー三越間用に2台納入(京三 70年史1917-1987)
・打ち子式は、その後帝都高速度交通営団(現・東京地下鉄)丸ノ内線・大阪市交通局(大阪市営地下鉄、御堂筋線・四ツ橋線・中央線)・名古屋市交通局(名古屋市営地下鉄)東山線でも採用されていた。(Wikipedia)

生産技術

線路上に設置されたトリップアーム(可動打子)を地上子、車両床下に設置されたエアコックを車上子として用いる。赤信号の手前では、アームが立ち上がり、その状態で列車が通過するとアームが車上のエアコックに当たる。このエアコックはブレーキ管に接続されており、これが開かれるため非常ブレーキがかかるしくみとなっている。(Wikipedia)

  • 打子式自動列車停止装置
    出所 「日本信号のあゆみ」

  • 打子式自動列車停止装置(地上子)
    出所 「日本信号のあゆみ」

  • 打子式列車自動制御装置(車上子)
    出所 「日本信号のあゆみ」