1993

構造のシンプル化、大幅な重量軽減を目指した台車の完成

JR東日本 209系通勤形直流電車用 DT61形・TR246形台車

記事番号D410

JR東日本205系の後継車両である209系電車用に開発されたDT61形・TR246形台車は、大幅な軽量化・部品点数削減・低コスト化をねらったシンプルな台車構造とし、軸はり式軸箱支持装置、一本リンク式を採用している。このDT61形シリーズは、のちにヨーダンパ付きの構造及び標準軌の派生型も誕生し、JR東日本の通勤形、近郊形の標準台車となった。(鉄道車両と技術 N0.125 2006)

  • DT61形 JR東日本209系
    写真提供 川崎重工業(株)