205系のボルスタレス台車の流れをくみながら、高速化対応した台車DT56形およびTR241形台車が完成した。高速走行安定性を確保するためにヨーダンパ(アンチヨーイングダンパ)を取り付け、また、乗り心地向上対策にアンチローリング装置が付けられる構造とした。(ただし、現在は取り付いていない)牽引装置はZリンク方式、軸箱支持装置はロールゴム方式、軸受は、密封形つば付き円筒ころ軸受から密封形円錐ころ軸受に変更されている。
この台車は、円錐ころ軸受など、その後のJR向け電車用台車に影響を与えている。(鉄道車両と技術 N0.125 2006)