台車の軽量化へのあくなき追求の結果、アルミ溶接技術の進歩により、アルミ合金製台車の試作が汽車会社により行われた。軸箱梁を軽合金化(アルミ化)した結果、台車の全重量は、3,700kgとなり、鋼製の10%の400kg軽減した。耐久確認を京阪電鉄で1ヶ月行い良好な結果であったといわれている。(鉄道ジャーナル 1975.9)
生産技術
この試作台車は、費用の関係で揺れ枕は軽合金化していない。その他、ボルスタアンカ、ブレーキシリンダ、基礎ブレーキ装置、軸箱(ベアリングのハウジング)など軽量化のためには、軽合金化する対象は未だ残されていた。輪軸の車輪部分(タイヤは鋼製とし、輪心部にアルミ合金としたアルミ車輪)への適用をした例もある。(1970年頃シカゴ地下鉄電車で運用されている。)