1962

高速急行電車用台車

国鉄451・471系用 DT32形、TR69形空気ばね台車

記事番号D250

151系、153系等に採用された空気ばね台車はDT21形台車のコイル式まくらばねをそのままベローズ式空気ばねに置き換えたものであったが、空気ばねの特性を活用して振動性能の向上をはかる研究がなされ、揺レマクラツリ方式をやめて、空気ばねの横剛性を活用し、乗り心地がよく保守の容易化を考慮した台車構造が採用された。だ行動防止には大径心皿を用いて従来の側受方式以上の効果を上げた。
このDT32、TR69系列台車はその後改良が重ねられて多くの派生型が誕生し、近郊、急行、特急電車用台車として広く使用された。

記事

DT32TR69系列台車。
車両形式は新製車時を示す。
DT32 、TR69 ・・・・451系、471系、165系等
DT32A、TR69A ・・・・481系、483系、485系等
DT32B、TR69B ・・・・455系、473系、475系、457系、165系、167系等
DT32C、TR69C ・・・・181系-100代
DT32D、TR69D ・・・・581系、583系
DT32E、TR69E ・・・・183系、485系
     TR69F ・・・・サロ100-1200代
DT32F、TR69J ・・・・417系
DT32G、TR69G ・・・・485系-1500代
     TR69H ・・・・183系、485系
DT32H、TR69K ・・・・117系、185系
DT32I 、TR69I ・・・・183系-1000代、189系