日本の旅客車用の台車で、部分的な溶接構造を持つものは有ったが、台車枠全部を一体溶接した初めての台車であり、軽量化した。揺れまくらも溶接構造を採用している。
また、この台車には東洋電機の中空軸平行カルダンが本格的に採用されている。
オイルダンパについても、KS-1台車に1951年秋にはオイルダンパを装着して走行試験を行っているが、KS-6形で本格的にオイルダンパを採用したものである。(鉄道ジャーナル 1975.6)(鉄道車両と技術 N0.122 2006)
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平行カルダン駆動方式は、1952年東洋電機がスイスのブラウンボベリー社のBBCディスクドライブを参考にして、中空軸平行カルダン駆動装置を開発し、阪急京都線で既存のKS33L形台車を改造して走行試験を行った。この結果をもとに、KS-6形台車への本格採用となったものである。(鉄道車両と技術 N0.122 2006)