1946年末に発足した高速台車振動研究会で国鉄工作局、鉄道技研、メーカ(川崎車輌、汽車会社、日車、日立、近車、住金、三菱重工、東芝)が参加。1949年まで6回の研究会が、鉄道技研 松平氏らが中心に進められた。長距離高速台車の実現を目指した研究成果が報告され、成果となった。その成果を元に新型高速台車が設計、製作されたもの。
FS1形、OK1形、MD1形の各社新形台車が続いて出現した。
(鉄道車両と技術 N0.122 2006、WEB)
生産技術
一体溶接構造、釣合いばり無し、コイルばねとオイルダンパ利用、揺れまくらつりの改良等により軽量化とともに製作精度の向上と振動の抑制等による走行性能の向上などの多くの改善がなされ、これらの技術は現在に至るまで台車設計の基本となっている。(鉄道車両と技術 N0.122 2006p17−18)
記事
1948年以降10年間に日本で開発が進められた軸箱支持機構とメーカーの組み合わせ:
1.ウィングばね式
・住金 ゲルリッツ式
・汽車 上天秤式、シンドラー式
・近車 シュリーレン式
・日車 SIG式
2.軸梁式
・川崎車輌 OK形
・中日本重工 MD形
・日立
・東急
3.リンク式
・住金 アルストム式