新幹線300系(VVVF車)で初めて電気指令式ブレーキ装置(電気演算でブレーキ受量器(マイコン)と電空変換弁によるアナログ補足)が採用された。(「わかりやすい電気指令式ブレーキ」((株)交友社))
記事
100系でブレーキ制御と滑走制御(マイコン)は独立していたが、300系では統合して受量器のマイコン化が図られた。
また、ブレーキ装置各機器も徹底的な見直しが行われ、小型軽量化・スリム化が図られた。ブレーキ制御装置は、部品の削減・集約・小型化、大型2室空気溜に管座を一体化する形のユニット化等で軽量化を実現した。大型空気溜に管座を一体化する形のユニット化は、このあとのブレーキ制御装置の基本形態となっていった。
本ブレーキ制御装置構造は、在来線ブレーキ制御装置にも広まり、更には直通予備ブレーキ装置(保安ブレーキ装置)にも広まる。