1950

ARE形電磁自動ブレーキ装置が国鉄の営業運転車両として採用

国鉄80系湘南電車

記事番号C220

ARE形電磁自動ブレーキ装置が国鉄80系湘南電車に採用された。AE形電磁自動ブレーキ装置(ARE形:A動作弁、Relay valve、Electric)の制御弁からの圧力指令を中継弁を設けて元空気管からの圧力で容量増幅したものである。(日本国有鉄道百年史、ナブコ70年史)

時代背景

国鉄80系湘南電車が運転開始                            

記事

AE形電磁自動ブレーキ装置は補助空気タンクの圧力空気がブレーキシリンダに膨張してブレーキシリンダ圧力となるので連続ブレーキ回数が少ない。本ブレーキ装置は、制御弁からの圧力指令を中継弁内の容量の少ないパイロット室に受けるため連続ブレーキ回数が多くとれる。

  • 80系湘南電車
    出所 (株)交友社「100年の国鉄車両」

  • ARE形電磁自動ブレーキ装置ツナギ図
    出所 (株)ナブコ  研究開発ニュース83号