国鉄時代の老朽化が進んだ103系の置き換え、および、一部は輸送力増強用などとして、1993年(平成5年)4月より京浜東北線・根岸線、南武線に本格投入された。
JR東日本では、1986年(昭和61年)に常磐緩行線用としてVVVFインバータ制御(形式:SC20)を採用して製造した207系900番台を承継したが、結局量産には至らず、本系列において本格的にVVVFインバータ制御を導入した。このインバータ装置は三菱電機製で、素子にはGTOサイリスタが採用されている。(Wikipedia)
記事
1986年に製造された207系電車900番台の10両一編成には、日立、東芝、三菱電機、東洋電機、富士電機の電気メーカ5社のインバータが搭載され、その性能を競った。
しかし、1980年代後半当時のVVVF制御車両は、当時山手線で運用の205系と比較してコスト高で、その導入が見送られた。
このコストの問題点は、JR東日本だけでなく、常磐緩行線と千代田線との相互乗り入れ相手である営団(現、東京地下鉄)にも影響を与えた。実際、営団はこのあとインバータ制御でなく、高周波分巻チョッパ制御による6000系電車を新規に制作している。(Wikipedia)