1992

1992 在来線交直両用区間初の 回生ブレーキ併用VVVFインバータ制御

JR西日本 681系交直両用特急電車用 主変換装置WRS103+WPC6

記事番号B545

1992年7月に量産先行試作の681系特急電車用主回路に、交直両用電車には初めてのGTOサイリスタ素子によるVVVFインバータ制御装置が採用された。同年12月より「雷鳥」臨時電車で営業運転された。(車両技術198号、Wikipedia)

生産技術

主回路のコンバータをサイリスタ純ブリッジの2段従属接続方式によるサイリスタ位相制御とし、インバータを電圧型PWMGTO-VVVFインバータ制御としている。直流・交流両区間での回生ブレーキを可能としている。1C1M

時代背景

北陸本線の特急用で、485系の老朽取替用。JR各社が民営化後に続々と新形特急を導入する中で、最後発となったJR西日本の意欲作。

  • JR西日本681系用 主変換装置
    写真提供 (株)東芝

  • JRW_681系特急形交直流電車
    出所 「鉄道車両工業50年の歩み」(鉄車工)