1990

1990試作車、1992年量産車 新幹線初のGTOインバータ制御

JR東海 新幹線300系 

記事番号B630

新幹線で初のVVVFインバータ制御を採用。スイッチング周波数の低いGTO素子のVVVFインバータ装置を採用したため、発車時と停車時に電動機(モーター)からの磁励音が目立つ。
また、VVVFインバータ制御を利用した回生ブレーキも新幹線車両として初めて装備し、ブレーキ性能を強化した。ただしモーターのない付随車は回生ブレーキが装備できないため、渦電流ブレーキを装備する。本系列からブレーキ制御に応荷重装置を追加した。(Wikipedia)

生産技術

新幹線初のGTOインバータ制御
交流モーターの採用により100系の直流モーターと比較して出力は約30%アップしながら質量は約半分になっており、車両全体の軽量化に寄与している。

  • JR東海300系新幹線用 主変換装置
    写真提供 (株)東芝

  • JR東海300系新幹線用 超軽量誘導主電動機
    写真提供 (株)東芝

  • 300系新幹線電車
    出所 「鉄道車両工業50年の歩み」(鉄車工)