1984

1984 日本初 GTOインバータ制御

大阪市交20系、東急6000系、近鉄 1250形、 阪急2720形

記事番号B430

1984年大阪市交通局が2500V・2000A級の大容量GTOサイリスタの実用化を750V DC電気方式の20系で実用開始(1984/12/24??営業運転開始)。1500V DC電気方式では、1984年東急大井町線(大井町??二子玉川園(現、二子玉川)間)で2500V耐圧のGTOを2個直列のGTOインバータ(日立製)で営業運転が初(1984/7/25??9/18)。
1985年に4500V耐圧のGTOを東急へ日立・東芝・東洋がそれぞれ搭載し、VVVFのみの編成で大井町線で営業運転開始(1985/7/11??11月、6202編成)。(ダイヤ情報 2011.6)
また、三菱電機製GTOインバータを近鉄が1250形新形車両に、阪急が東芝製制御装置を2720形車両に搭載し、それぞれ在来車と併結して営業線に投入された。(VVVF制御 インバータ制御電車概論 電気車研究会 p17)(WEB Wikipedia東急6000系)

生産技術

日本初 車両用インバータに2500V・2000A級の大容量GTOサイリスタを実用化

  • 大阪市交通局20系
    写真提供 鉄研三田会

  • 東急600系
    出所 「写真で見る電車の70年 日本の電車」(鉄道図書刊行会)

  • 750V対応2500VGTOインバータ
    写真提供 (株)東芝

  • 東急電鉄旧6000形 外観
    写真提供 東急車輛製造(株)