1968

1968 50/60Hz共用の交直制御電車

国鉄特急583系、485系 制御器CS15/ 1971年 近郊415系 制御器CS12

記事番号B510

1968年(昭和43年)東北本線全線電化完成、10月1日のダイヤ改正における東北本線寝台特急用、および山陽・九州方面への寝台特急電車の増発に伴って新製された583系特急型の交直電車は、初めて50Hz,60Hz共用の駆動系が開発されデビューしたもの。この技術を用いて、485系や457系などの50Hz,60Hz共用交直電車がデビュー。1971年には近郊形用にもこの50Hz,60Hz両用の主変圧器TM14を搭載した交直両用電車415系が製造された。(weblio)

生産技術

初めて50Hz,60Hz共用の駆動系が開発されデビューしたもの
なお、この415系電車は、1974年製作の第4編成以降、113系と同様に冷房装置の取り付けやロングシート化など通勤ラッシュ対応改造や、公害防止対策として主変圧器の冷却油のPCBからシリコン油への変更を行っている。

  • 国鉄583
    写真提供 日本車輌製造(株)