1964

1964 初の新幹線交流電車 主変圧器低圧タップ切替による段制御

国鉄 新幹線0系 電動カム式主制御器CS21 A(4次車から) CS46(22次車から)

記事番号B600

架線からの交流25kVを変圧器で降圧した上で、シリコン整流器で整流して直流電源とした。
変圧器の二次側のタップを切り替えて2両分8個のモーターに掛かる電圧を調整している。起動・力行用の抵抗器は不要で損失がない。主電動機への印加電圧を上げることで容易に回転上限の拡大が可能となるため、弱界磁制御も行なわない。(在来線用の711系交流電車も同様)。(Wikipedia)

生産技術

これは交流電気機関車で用いられる技術を応用した制御である。ちなみにノッチ最終段における定格速度は167km/hである。さらに、在来線などで多くの実績がある発電ブレーキを付加している。

  • 国鉄0系新幹線用 RS201形主整流器
    写真提供 (株)東芝

  • 国鉄0系新幹線用 MT200形主電動機
    写真提供 (株)東芝

  • 新幹線0系
    写真提供 日本車輌製造(株)