1963

磁気増幅器分巻界磁制御に依る回生ブレーキ付き定速運転制御装置

名古屋鉄道7500形

記事番号B345

1963年に登場した名古屋鉄道7500形パノラマカーは、東洋電機製の制御システム(ACRF−H875−758A)を採用し、磁気増幅器に依る分巻界磁制御等で大幅な無接点化を行い保守の省力化を行うと共に、機器の小型化を果たし、パノラマカー床高さの低床化を実現。指令速度と実速度の横振二針速度計や、速度指令用差動トランス式の主幹制御器の採用など、定速制御運転の操作性を向上し、画期的な高性能車であった。(東洋電機技報第1巻2号)

生産技術

複巻電動機の分巻界磁電流の制御に、MG交流出力から磁気増幅器により制御。主幹制御器の定速制御速度指令出力に差動トランスを使用。