1953

1953 多接点型PCCコントロール試作

大阪市電3000号電車

記事番号B230

1953年大阪市電3000号電車、1955年東京都電5500形5501号でPCCコントロールが試作された。多接点型PCCコントロール(※1)(三菱電機製)。しかし、運転士が手動の操作性を好んだこともあって日本の市街電車にはこのPCCコントロールは普及しなかったという。(鉄道車両と技術No.142(08-3) p36)

記事

(※1)PCCコントロール:President's Conference Committeeという米国の市電運営会社の首脳が1929年組織した専門委員会による新モデル車がPCCカー(1936年)で、その代表的な制御装置が超多段(100〜200段の制御段数)のPCCコントロール。

  • 大阪市電3000形
    出所 「写真で見る電車の70年 日本の電車」(鉄道図書刊行会)

  • 東京都電5501号
    出所 「写真で見る電車の70年 日本の電車」(鉄道図書刊行会)