戦前のカム軸制御は、PC(電空カム式)、PCM(電空油圧カム式)が主流。MC電動カム式制御装置は、1926年の京成モハ100形用ES151 (東洋電機)が初の国産化をした後、新京阪デイ100形用ES504Aなど大容量高速化電車対応に応じた。(B07、B08項参照)。日立は、電空カムから電動カムへの転進を図り、EE社(English Electric社(=Dick Kerr社を吸収))の電動カムを参考にして独自に開発し、MC型(1937年〜)、MMC型(1938年〜)を東京高速鉄道、東京横浜電鉄(現、東急電鉄)、東武鉄道などへ納入した。
生産技術
(東洋電機)が初の国産化
日立は、電空カムから電動カムへの転進を図り、EE社(English Electric社(=Dick Kerr社を吸収))の電動カムを参考にして独自に開発
用語 MC:Motor-operated Cam-shaft controller
記事
東京高速鉄道の親会社は、東京横浜電鉄で、現、東京急行電鉄。
浅草 - 新橋間は「東京地下鉄道」によって建設・運営されたが、渋谷 - 新橋間は目黒蒲田電鉄系の「東京高速鉄道」により建設・運営され、日中戦争中の1939年(昭和14年)までに全通した。その後、東京地下鉄道との相互乗り入れ運転が開始された。