1933

1933 日本初 電制常用の電動カム制御

大阪市地下鉄100形用 ES512

記事番号B160

1933年大阪市地下鉄は、梅田??心斎橋を開業。電車線電圧750V対応の100形が投入された。大容量電動機170KW×2で、電気制動が使われた。制御装置は、直並列つなぎ替え・電動カム式ES512(東洋電機)で、戦前の電制常用制御の最高峰技術。60km/h以上の高速では、電動機の過電圧から電気制動が使えず、低速では空気制動を手動で補う、という未だ制限が多いものであった。(鉄道車両と技術No.142(08-3) p34)

  • 大阪市地下鉄100形 車の搬入(御堂筋)
    写真提供 近畿車輛(株)

  • 大阪市交通局 ES512主制御器(内部)
    写真提供 東洋電機製造(株)

  • 大阪市交通局 ES512主制御器(カバー付)
    写真提供 東洋電機製造(株)

  • 大阪市地下鉄100形
    写真提供 近畿車輛(株)