1928年建設の新京阪鉄道(現 阪急京都線)用にデビューしたデイ100形電車は、大型・高速電車で、電動カム式制御装置ES504Aを搭載し、標準軌ではあるが100km/h以上の速度で運転された。デイのデは電車、イは一等車。東洋電機製。(鉄道車両と技術No.141(08-2) p44)(鉄道ジャーナル2007.11 No493)
生産技術
当時最大の19m、50tの車体。
・150KW電動機を装備
・制御装置 ES504Aの仕様:
弱め界磁制御付、
多段電動カム軸式自動加速制御方式
日本初の大容量総括制御装置であり、初の減流遮断方式採用。1927年納入。(東洋電機技報 第109号 2003.11)
記事
これは1922年に製造された大阪電気軌道(現、近畿日本鉄道)奈良線用デボ61形電車搭載のゼネラル・エレクトリック社製MK制御器に続き、日本の電車では2例目の弱め界磁付制御器となったもの。
この弱め界磁制御は以後高速運転に不可欠の機能として広く普及した。(Wikipedia)