1899

1899 初の国産 電動機、制御機、車台

大師電鉄 四輪並等電動客車(3,4号)

記事番号B020

1899年東芝の前身「田中製造所」が主電動機、制御器、車台(=単台車)を初めて製造開始した。
車両は、月島車両製造所製 四輪並等電動客車2両分(3、4号)で、1901年大師電鉄(現京急)に納入。
(東芝交通事業100年のあゆみ p16、25)(東芝交通事業100年のあゆみ p178)

生産技術

「田中製造所」(1875年創業、現、東芝)製
・主電動機 SE-103形電動機、25HP
・制御器   RB200形制御器
・車台(=単台車)

時代背景

六郷橋から川崎大師まで標準軌で開通した大師電気鉄道(現、京浜急行電鉄)向け。同社は、日本で京都、名古屋に次いで三番目、関東では最初の電気鉄道会社。

  • 大師電鉄電車用車台
    写真提供 (株)東芝

  • 大師電鉄電車2段ステップ
    出所 「写真で見る電車の70年 日本の電車」(鉄道図書刊行会)