1994

全ダブルスキン アルミ構体 在来線特急用車両試作車

JR東日本 E991系(TRY-Z)

記事番号A258

1994年完成のE991系(通称TRY-Z)は、その後の在来線向けダブルスキン特急車用構体の基になったといえるもので、クモヤE991(日車製)に、後にフレッシュひたちE653系をはじめ広く用いられることとなった大型中空形材を使用したダブルスキン構造(床板を含み構体全周)が用いられた。

生産技術

なお、他の2両では、アルミスケルトン構体をスポット溶接と熱硬化形接着剤の併用で組み立てた構体(東急製)や、ロウ付けハニカム構体(日立製)も使用された。

  • JR東日本E991系TRY-Z 外観
    写真提供 東急車輛製造(株)

  • JR東日本E991系TRY-Z 中間車外観
    写真提供 東急車輛製造(株)

  • JR東日本E991系(TRY-Z)
    写真提供 東急車輛製造(株)

  • JR東日本 E991系(TRY-Z)
    出所 「車両技術」(鉄車工)

  • E991系(TRY-Z)構体構造
    出所 「アルミニウム車両委員会報告書」

  • TRY-Z構体構造 構体[Mc1]
    出所 「アルミニウム車両委員会報告書」