1990年計画された901系は、205系の後継車として次世代ステンレス鋼製構体が計画されたもので、2通り製作された。
ひとつは、従来どおりのSUS301Lで外板のビード出しを廃したフラットな外板としたもの。(東急車輛製)
もうひとつは、SUS304を用い、一体プレス成形の内板と平外板をスポット溶接した構造(2シート工法)としたもの。(川重製)
いずれも部品点数や組立工数を低減している。これらの構造が1993年完成の209系に採用されている。(「金属」Vol.70(2000),No.2)
生産技術
<フラット外板方式 軽量ステンレス車体 製造>(第四世代)
・方式1:SUS301L 外板のビード出しを廃したフラットな外板。
・方式2:SUS304 外板は一体プレス成形の内板と平外板をスポット溶接した構造(2シート工法)妻板はプレス外板構造。
時代背景
さらなる軽量化と表面のフラット化、およびコスト低減(部品点数低減)