1993

さらなる軽量化とフラット外板のステンレス車体技術の発展

JR東日本 901系、209系、E217系、E231系、E233系

記事番号A340

 1990年計画された901系は、205系の後継車として次世代ステンレス鋼製構体が計画されたもので、2通り製作された。
 ひとつは、従来どおりのSUS301Lで外板のビード出しを廃したフラットな外板としたもの。(東急車輛製)
 もうひとつは、SUS304を用い、一体プレス成形の内板と平外板をスポット溶接した構造(2シート工法)としたもの。(川重製)
 いずれも部品点数や組立工数を低減している。これらの構造が1993年完成の209系に採用されている。(「金属」Vol.70(2000),No.2)

生産技術

<フラット外板方式 軽量ステンレス車体 製造>(第四世代)
・方式1:SUS301L 外板のビード出しを廃したフラットな外板。
・方式2:SUS304  外板は一体プレス成形の内板と平外板をスポット溶接した構造(2シート工法)妻板はプレス外板構造。

時代背景

さらなる軽量化と表面のフラット化、およびコスト低減(部品点数低減)

  • JR東日本901系B編成 外観
    写真提供 東急車輛製造(株)

  • JR東日本209系 外観系
    写真提供 東急車輛製造(株)

  • R東日本E217系 外観
    写真提供 東急車輛製造(株)

  • JR東日本E217系2FG 外観
    写真提供 東急車輛製造(株)

  • JR東日本E231系 外観
    写真提供 東急車輛製造(株)

  • JR東日本 E233系
    JA:鉄車工 アルバム