1978

軽量ステンレス車体(ビードつき外板)の登場

東急デハ8400形(8401,8402)、1980年量産8090系

記事番号A320

1978年に東急車輛が当時量産中の8000系電車について、新開発技術の実証試験のために2両の試作車を製造した。コンピュータを用いた有限要素法による3次元構造解析を行い、車体の断面や構造が大きく見直され再設計されたもの。軽量ステンレス車体の幕開けである。8000系の編成に組み込まれ、車体強度や耐久性が長期実用化試験を兼ねた営業運転で確かめられ、8090系で量産された。(WEB)

生産技術

<ビード付外板 ステンレス車体 製造>(第二世代)
コンピュータを用いた有限要素法による3次元構造解析を行い、車体の断面や構造が大きく見直され再設計された。

時代背景

<軽量ステンレス構体の開発>第一次オイルショック後、鉄並みのコストで、アルミ並みの軽量化という標語のもとに開発。鋼製車体との勝負であった。

  • 東急電鉄8402号車ビード外板 外観
    写真提供 東急車輛製造(株)