1968年4月、世界初のサイリスタチョッパ車の実用化を狙った6000系の一次試作車3両がアルミ合金製の車体で登場した(汽車製造(後に、川重に併合)製)。その後2次試作車6両(1969年)を経て、1971年に1次・2次の量産車計18編成を製造(川重、近車、汽車(後に、川重に併合)、日車、東急が製造)。3次車以降も増備が続いた千代田線の主力車両。回生付き電機子チョッパ制御車。
生産技術
6000系のアルミ車体表面の処理は、5000系で行われたヘアライン仕上げから変更し、ガラスビーズによるショットブラスト仕上げにクロム酸処理を施し無塗装(量産車の妻面は普通塗装)としている。構体重量は、5000系の5.17tから、6000系1次試作車の5.0t、量産車の4.10tまで徹底した軽量化が進められた。