1923年神戸市電気局納めの、日本初の半鋼製路面電車。(製造:川崎造船所(現、川重)、田中車輛(現、近車))
G車20両。引き続きH車20両が投入され、スチールカーの安全性と経済性の両面で有利であることが実証され、その後鉄道省はじめ全国の鉄道事業者が鋼製車両を導入するきっかけとなった。
長さ9.1m、主電動機18.7kW×2
形状はそれまでの木製車とよく似ている。
障害物が前面に接触すると救助網が自動的に落下して障害物が車輪に巻き込まれる前に救い上げるフェンダー・ストライカーが、新規に採用され、その後40年近くに亘って市電による人身事故が発生しない、という安全性の確保に貢献した、という(WEB)。
生産技術
<半鋼製車体 製作>
記事
神戸市電の沿革
1910年(明治43年)春日野ー兵庫駅間5.9kmが神戸電気鉄道として開業
1913年(大正2年)神戸電燈と合併し、神戸電気に社名変更
1917年(大正6年)神戸電気を買収、神戸市電気局として市営軌道事業開始。
木造単車90両
1942年(昭和17年)神戸市電気局から神戸市交通局に改称。